tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

「桜の季節」フジファブリック

今はさくらの季節真っただ中というところだろう。
うちの近くにもヒカンサクラだろうと思われる濃いピンク色の桜が咲いている。今年はどうも咲き始めるのが遅かった気がする。これまでは桜の写真がFBをにぎわせている頃、こっちはもう半袖を着る季節になっていた気がするが、今年はここ数日ようやく熱くなってきたかなという感じだ。

この時期になると必ず聞きたくなるのがフジファブリックの「桜の季節」

フジファブリック (Fujifabric) - 桜の季節(Sakura No Kisetsu) - YouTube

私はテレビの番組構成やニュースのアナウンサー、学校のクラスや先生、すれ違う人、いろいろなものがガラッと変わる新年度のスタートが大っ嫌いだった。桜の花や春めいた感じは好きなのに「年度替わり」という制度のせいで、その時期はいつも鬱々としていた。

桜の季節過ぎたら 遠くの町に行くのかい?
桜のように舞い散って しまうのならばやるせない

そのフレーズと旧年度の見慣れた画面、慣れ親しんだ人間関係が新年度を迎え、過去の産物となってしまう寂しさが私の中で重なる。

どんなに願っても元には戻らない寂しさ、でも、いつの間にか嫌いだった新しいものに慣れてしまう無情さ。自分の中の感情に整理がつけられないもやもやとした感じを「桜の季節」を聞くと思い出される。

 

PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Tiwan

今更ながら、PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Tiwan の感想を。

ライブへ行くまでは2800元って高いよな…やっぱり日本から来るから高くなるのは仕方ないにせよなんか腑に落ちないよなぁ…ともやもやしていたが、本当に行ってよかった。

台北へは一人で向かい、ライブの前に以前の同僚にその日のライブに行く人を紹介してもらった。もともとは一人で見に行く予定だったけれど、紹介してくれるというのを断るのも悪いので、その人たちと一緒に見に行くことにした。話を聞けばポルノを聞いていた時代もテンションも似た感じだったので、つかず離れずで楽しめそうな感じだった。
その後、元同僚と別れ、ライブ会場へ向かった。Legacy Taipeiというライブハウスのようなところで、入場整理の状況を見ると1000人~1500人の会場という感じだった。そこでもう一人合流して、4人で参戦することになった。

私たちが入ったころにはもうすでに9割がた入場済みの頃で一番後ろのほうだったが、それでもステージがはっきり見える位置だった。知らない曲ばっかりだったらどうしよう~知ってる歌あわよくば私が好きな歌をたくさん歌ってほしい~と徐々に興奮してきた。
一曲目は「The Day」と全く知らない曲で、あぁ、やっぱり新しい曲ずくめか…と思うとともに、アキヒトのボーカルなら知らない曲がずっと続いても楽しめる!とすぐテンションが上がってきた。
ヒトリノ夜」が知っている曲一曲目だったが、それが聞こえてきたとたん、鳥肌が立って来てなんだか泣きたい気分になってきた。私が聞きたかったのはこれ。この場所に来て本当によかったと一気にテンションが急上昇。その後もMCをはさみながら、「サウダージ」、「アポロ」、「サボテン」…と知っている曲が続き、一緒になって歌いたいのを必死にこらえながら口パクしながら、飛んだり跳ねたり聞き入ったり…世界にぐっと引き込まれて、一緒に来た人たちのことなんてすっかり忘れてしまった。
そして、「ハネウマライダー」・「ミュージックアワー」・「Mugen」で思いっきりその歌を一番聞いていた頃を思い出しながらとにかく騒いで、この時間がずっと続いてくれればいいのに…と思いながらも終わりの予感とともにとにかく楽しんだ。
アンコールにはMaydayの「Song for you」と「アゲハ蝶」に「ジレンマ」。「アゲハ蝶」大合唱や「ジレンマ」のハイテンションさとかまさに若い頃と同じで、その時代に自分が戻ったんじゃないかという錯覚の渦に入ってしまった。

MCは日本語、中国語、台湾語を使ったMCで、飾らない、日本語がわからなくても大事なことは伝わるようにというMCで、やさしい日本語を使ってみたり、言葉を選んでいるところが素敵だった。

…とライブが終わってからも余韻に浸りながら帰路についたが、後日スタッフレポート(Staff Report)を見たところ、なんと、2日目のアンコールには「Century Lovers」をやったらしい…。あぁ…「Century Lovers」…知らなぬが仏とはまさにこのことで、知ってしまった後の衝撃は大きかった。ウワサによると2日目のチケットは完売していなかったようで、1日目が終わった後に買えたらしい…。あ~~~~~。

と、最後に悲しいオチがあったものの、とっても楽しめたライブだった。今もニコ動でポルノの歌を聞いている。

ポルノグラフィティが好き

ミュージックアワーがポカリのCMのテーマソングだったころからポルノグラフィティが好きだ。アルバムは1st~7th、シングルは「サウダージ」と「アゲハ蝶」を持っている。DVDも持っているが、長い間見ていないので、どれを持っているか忘れてしまった。武道館とさいたまスーパーアリーナのライブにも参戦したことがあるし、ファンクラブの会員だったこともある。

CDを買ったり、新曲を聞いたりしていたのはもう10年も前のことだが、その後もカラオケでは必ず歌うし、気が向いたら聞いている。
10年前、それ以降どうして聞かなくなってしまったかは忘れてしまったが、思うに大学に通い始めて生活リズムが変わって流行曲に触れる機会が少なくなったこと、気に入っている何曲かで満足していたこと、新曲を聞いてもしっくりこなかったこと、と列挙してきて気付いたのだが、Youtubeで音楽を聞き始めてからというのは大きな理由かもしれない。Youtubeの音楽をBGMにしながらレポートを書く、そんなことをし始めてポルノから遠ざかってきたのかもしれない。Youtubeの中にはシングルがかろうじでいくつかあるくらいだったので、満足できなかった。そして、中国、台湾と海外へ渡って生活するようになってからはほぼ新曲に触れる機会がなくなってしまったので、自分のiTunesに入っているものをときどき聞いていた。

ポルノの何が好きかと言われれば、アキヒトの歌声とアキヒトの歌い方とアキヒトの顔…とただのアキヒトのファンのような感じだが、ふたりのMCは仲の良さを感じるし、飾っている感じがなく、純粋に音楽を楽しんでいるなと感じさせてくれる安定感のようなものが好き。

と書いてきたが、つい最近までは自分の中で「好きだった歌手」に分類されていた。その好きだったポルノが台北でライブをするという情報を元学生が教えてくれた。たまには一人で出かけて一息つきたいとポルノであることは二の次で発売時刻にライブチケットを買い、先週末ライブに行ってきた。

その後、ポルノの良さを再確認し、今、ポルノ熱の真っただ中である。
その熱があるうちにライブについても書きたいと思う。