tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

我が家のヘルパーさん

ほぼ毎日、ヤフーニュースをチェックしているのだが、その中でも、特集は結構気に入っている。社会の様々な場面について程よい分量で書かれているので、よっぽど興味がないものじゃない限り、だいたい読んでいる。
その中で、台湾の外国人ヘルパーに書かれている記事があったので、それについて、私も書いてみたい。

news.yahoo.co.jp

このブログの中でも触れたことがあるが、夫のおじいさんも一緒に暮らしている。

おじいさんと日本語と私 - tortillaの日記

昨年の春?夏?におじいさんが転んで股関節を骨折し、車いす生活することになったのがきっかけで、うちにもフィリピン人のヘルパーさんが住み込むようになった。子どもたちはすぐ彼女になつき、おじいさんや義母にも明るく接し、家が明るくなったような気がする。「外国人」である私にとって、彼女が来て仲間が増えたような感覚で、家の中の「?」も共有できたり、ほんの束の間でも自分が家の中で感じていることを少し話してみたりできることは本当にありがたいと思っている。

ヘルパーさんを選ぶにあたって、義母がどこからか「フィリピン人なら、子どもに英語を教えてもらえる」という情報を持ってきて、フィリピン人を希望することになった。その後、業者から数人の情報が送られてきて、リリーが選ばれ、うちにやってきた。
彼女は自分自身のことをリリーと呼び、私たちもリリーと呼んでいるが、本名は別にあるようだ。来た当時は中国語も台湾語もほぼわからないようだったが、だんだんとわかるようになってきている。24時間おじいさんにつきっきりで、身の回りの世話をしている。食事は義母か私が作っているが、それ以外、掃除洗濯トイレの世話薬の管理…すべてリリーがしている。その他にも夕食後の食器片づけ、朝のゴミ出し、などもやってくれている。記事の中では週1回休みがあると書かれているが、リリーには休みがなく、代わりに休日手当が払われている。休日なく働いているとどこかに支障が出てくるのでは?と思うのだが…。

リリーに対して家族たちは基本的に良くも悪くも家族同然のように接していると思う。
うちの家族は外から来た人に対して変に距離を取ろうとすることがない。何もお構いなく、すべて自分たちのペースだ。外から来た人間としても変に気を使うことはないし、見下されている感じもほぼない(たまに、だからフィリピン人/日本人は…。という言葉も聞こえてくるが)し、そういうところは見習いたい。

さて、うちのことばかり書いてしまったが、この制度、やはり家庭に溶け込んでいくだけにあって見えづらくなっている部分は多々あると思う。3か月に1回ほど役所の人が面談に来るらしいが、ものの5分ほど話して終わってしまうらしい。形だけといったところか。
リリーは日本へも行こうとしたことがあったが、言葉の壁で断念したと言っていた。
台湾と日本の介護の現状は大きく異なるが、この先さらに外国人に頼らざるを得ない状況になるだろう。家庭に入り込む台湾と施設で同僚と連携していく日本の現状。両方に親を持つ身として、この問題には注目していきたいと思っている。