tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

披露宴まで①

結婚式をしようと言う話はだいぶ前から出ていた。正確には覚えていないが、入籍後からだろうか。その後ネットでめぼしい場所をいくつか絞って、昨年秋に夫と実家へ帰り、見学に行った。

そのときにこだわった条件は、
和装で結婚式・披露宴ができるところ。
神前式ができるところ。
呼びたい友人は少なかったので、こじんまりとした式にも対応できるところ。
実家から近いor交通が便利なところ。

必ず和服が着たいと思っていた。できれば洋装はしたくなかった。チャペルで結婚式は絶対にしたくなかった。親兄弟はともかく、人前でいろいろ誓い合うなんて、あり得ない…と思っていたので、人前式もあまり考えていなかった。(言葉の壁もあるし)

大規模な披露宴にするほど友だちもいないが、来ていただいた方とゆっくりお話をできないのでは披露宴をする意味がないなとずっと思っていた。私はこれからも台湾で生活するから、日本の友人や親戚と会う機会は少ないままだろう。もしかしたら、特に親戚の方とはもう会うことがないかもしれない、と考えると余興やスピーチ、お色直しで時間をとって、彼らと話す時間が無くなってしまうのはとても悲しい気がした。それなら本当に呼びたい方たちだけを呼んで、自由に話せる時間を多くとりたい、と思った。エンターテイメント性はないが、私が求めているものはそれではなく、人と人のつながりだ。それに対応してくれるところ…というと一般的な式場は微妙だなと思いつつも、「いろいろ見たほうがいい」という親からの助言を受け、和婚に対応している式場、神社、料亭を見学することにした。

見学の際は、自分たちは台湾に住んでいるので、頻繁に打ち合わせすることはできないこと、できればこの帰国時に衣装を決めてしまいたいことを伝えた上で、スケジュールと見積りを作ってもらった。3か所とも仮予約を取ったあとで、両親、夫と相談して、私が一番気に入っていた料亭にすることに決めた。

その料亭のHPや紹介を見たときから、雰囲気と立地とすべてが私の好みだった。いろいろな要望に対応しているみたいだったし、子どもたちが飽きてしまってもお庭で遊んだりできそうだなと思った。

 しかし、その日の夜、ある出来事をきっかけにすべてをキャンセルすることにした。その背景についてはその当時に書いた日記がある。

結婚式取りやめ - tortillaの日記