tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

台湾語

 中国語と台湾語の違いを東京弁と関西弁くらいだろうと思ったら大間違いだ。福建のあたりで使われている閩南語に日本語を少々加え台湾で調理した言葉、言ったところだろうか。私が今まで暮らしてきた感覚から、話せるかどうかは差があるものの、大部分の人が理解できる言葉かなと思っている。家庭のルーツ、教育方針などによって台湾語母語とするかしないかに差は出るものの、私の住んでいる地域の小学校では週に1回ほど、閩南語の授業がある。*1

 台湾語を使う人の割合は台湾の南部に行くほど多く、年を取るほどが多くなる。と言われている。

 我が家を例に挙げれば、会話に義祖父、義両親が入っているときは台湾語を話すが、夫と義兄、子どもたちが話すときは中国語を使うという感じだ。かと言って、台湾語を話すときは一切中国語を使わないわけではなく、台湾語で話していたのに急に中国語を話しだしたり、その反対もある。

 職場で台湾人同士の会話を聞いていても、50,60代以上の方と話すときは台湾語を使うことが多いようだ。おじさんおばさんは台湾語で話して、若い人は中国語で答える、という場面もよく見る。

 台湾語母語としているであろう人は感情を表に出すとき、自分の話したことをひとことでまとめるときなども中国語から台湾語に切り替わることが多いような気がする。

 台湾語で話されても、「自分は台湾語がわからない」と意思表示すれば、中国語を話してくれるので、中国語だけでも生活できるが、台湾語がわからないと肝心なところがよくわからない!!!と思う。台湾語ができるようになりたいのだが、私にとっては発音が複雑すぎてどうもうまくいかない…。簡単なものならわかるようになってきたし、子どもたちも教えてくれるのだが、道のりはまだまだ長い。

 どのくらい違うのか、最近、子どものCDを聞いて覚えたものを紹介しよう。音の高低によって意味が変わるし、日本語にはない発音もある*2のですべては再現できないが参考まで。

台湾語:あっばー、あぶうー ざいふぇい わぁべらいきぃーたっつぇー

中国語:ばーば、まーま ざいじぇん うぉやおちゅぅーにえんしゅー 

日本語:おとうさん、おかあさん、勉強に行ってきます~

 

 最近、台湾に嫁いで20年というアメリカ人のおばさんが台湾語で薬の宣伝をしているCMがやっている。私もこつこつ頑張れはそうなるのかな…。

*1:客家人が多い地域では客家語の授業があるようだ

*2:英語をカタカナで書こうとすると無理があるのと同じ感じ