tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

中絶、その後

中絶をしてからそろそろ半年が過ぎようとしている。そのことが頭から離れることはないにせよ、今、半年前と同じ状況だとしたら、やはり同じ選択をすることに間違いはない。
先日、日本へ一時帰国した機会に高校の部活の仲間に会って、その話をした。誰かに話すとしたら、この人たちしかいないと思っていたし、子どもに関する話題になったので、その流れでその話をした。毎日思い浮かぶにせよ、自分の中ではある程度消化できたと思っていたので、口にする直前までは「さらっと話せるだろう」と考えていたが、口にしたとたん、涙が流れてきた。その涙はおなかにできた子どもを殺した罪悪感か、当時の精神状態を甘く見ていた自分への怒りか、あの頃の精神的辛さがよみがえってきたのか、何となく心の奥にふたをしていたものがちょろちょろと出てきたような感じだった。その後もそんな状態が続いていて、いろいろ思い返す日々が続いている。
中絶をした理由 - tortillaの日記

中絶の処置 - tortillaの日記

体のことについていえば、医者に言われた通りの時期に生理がきた。その後もほぼ周期通りに生理が来ているので、その辺は問題ないだろう。体力的には中絶後はかなり体力が落ちて、数年ぶりに発熱を伴う風邪をひき、せきがしばらく続いた。その後は自転車通勤を始めたり、定期的に体を動かすようになったので、体力も回復、むしろ以前よりもついてきたと思う。

 精神的な面もその頃よりはだいぶ改善してきていると思う。夫に暴力を振るうこともなくなったし、薬を飲まないで生活できるようにもなった。ただ急に機嫌が悪くなったり、無意味に泣いたり、自分の思い通りにならないと極度にイライラしてしまったり、情況が悪くなるとあれこれ考えてしまい、簡単な決断もできなくなってしまう。まだまだ改善しなければならないところはだいぶあると思う。

体は元に戻ったと思うが、精神的な面は元には戻らない気がする。