tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

「桜の季節」フジファブリック

今はさくらの季節真っただ中というところだろう。
うちの近くにもヒカンサクラだろうと思われる濃いピンク色の桜が咲いている。今年はどうも咲き始めるのが遅かった気がする。これまでは桜の写真がFBをにぎわせている頃、こっちはもう半袖を着る季節になっていた気がするが、今年はここ数日ようやく熱くなってきたかなという感じだ。

この時期になると必ず聞きたくなるのがフジファブリックの「桜の季節」

フジファブリック (Fujifabric) - 桜の季節(Sakura No Kisetsu) - YouTube

私はテレビの番組構成やニュースのアナウンサー、学校のクラスや先生、すれ違う人、いろいろなものがガラッと変わる新年度のスタートが大っ嫌いだった。桜の花や春めいた感じは好きなのに「年度替わり」という制度のせいで、その時期はいつも鬱々としていた。

桜の季節過ぎたら 遠くの町に行くのかい?
桜のように舞い散って しまうのならばやるせない

そのフレーズと旧年度の見慣れた画面、慣れ親しんだ人間関係が新年度を迎え、過去の産物となってしまう寂しさが私の中で重なる。

どんなに願っても元には戻らない寂しさ、でも、いつの間にか嫌いだった新しいものに慣れてしまう無情さ。自分の中の感情に整理がつけられないもやもやとした感じを「桜の季節」を聞くと思い出される。