tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

台中の冬

ここ最近、雨が続いている。そして、寒い。気温だけを見れば、「本当に寒いのかよ。」と言いたくなる温度だが、とにかく、寒い。

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これを地元の友だちに見せれば、春の雨だろうとでも思うだろうが、私たちにとってはそうではない。冬の冷たい雨だ。子どもはタートルネックのシャツに厚いトレーナー、真冬用のコートを着て幼稚園へ行ったし、私はヒートテック、シャツ、ちょっとしたジャケットを着ていて、外に出るときはダウンジャケットを着る。(私は家族の中でも一番厚着)

この台中の冬の雨は私的には「みぞれになりそうな雨」くらいに感じる。そんな大げさな…と思うかもしれないが、いきなりくる寒波で気温がいっきに10度くらい下がるし、湿気のある寒さには慣れていないし、室内にはほぼ暖房設備はないし、夜、あつ〜いお風呂に浸かれないし、と言い訳じみた理由を挙げれば少しは納得してもらえるだろうか?

そして、極め付けは移動はほぼスクーターなので、風を切って走る移動中はとにかく体感温度が低い。しかも雨が降って服や手が濡れればなおさらだ。そして、目的地に着いて室内に入っても室内と室外の温度はほぼ同じなので、体は冷え切ったまま。室内の暖かさにホッとする、ということはほぼない。夜、シャワーを浴びるまで、なんとなくずっと体が冷えたまま。

でも、冒頭のとおり、気温はそれほど低くないので、体を動かせば体は温まりやすい。どうしても耐えられなかったら、散歩、ラジオ体操のような簡単な運動でもするとだいぶ楽になる。最近やっと気づいた対処法だ…。何年住んでるんだか…。

台中は台湾の中でも気候がいい地域だと言われている。学生に聞くと、多くが北部は雨が多く、南部は暑いと答える。それでも、私は冬は苦手だ。いつか、冬は日本の実家に帰れるような生活がしたい。ストーブを焚いた部屋で雪見だいふくを楽しみたい。