tortillaの日記

文章を書くのは日々のできごとの整理。

今週のお題「植物大好き」

私の祖母は花が大好きで、小学生~高校生の時期は花に囲まれて育った。

春はチューリップ、5月になればつつじ、梅雨の時期はあじさい、夏はあさがお・おしろいばな、秋にはいちょうが色づいて、冬はさざんか。そのほかにもパンジーを植えてみたり、お米屋さんから稲もらってきて育てたり、ナスやプチトマト、シソが植えてあったり…。自分でも小学校から持って帰ってきたへちまを育てたり、友だちからもらったふうせんかずらの種を植えてみたり…
夏休みのお手伝いには必ず、夕方の花の水やりをしていたし、あさがおの観察日記は欠かさずつけていた。プランターを持ち上げてそこに隠れていたこおろぎを捕まえたり、ダンゴムシを丸めて投げて遊んだり(笑)たまに気持ち悪い虫にも遭遇して、祖母や母、父を呼んで、一緒に退治したり、土を肥やしてくれるんだから潰すな!とか怒られたり。住宅街で育ったけれど、結構自然とふれあっていたんだなと思う。

そんな子ども時代を過ごして、祖母が亡くなってからは植物生やし放題で、それでもオシロイバナ水仙は時期になるときれいな花を咲かせてくれていた。春から秋にかけてはときどき雑草を抜いたり、夏には伸びたいちょうの木を切ったり、主に母が面倒をみていて、ときどき私も手伝ったり、頻度は減ったとはいえ、植物と一緒の生活をしていた。

このお題を見てから、こんなことを思い出していたけれど、
今日、びっくりしたことがあった。娘(以下妹妹)が生え放題の草を怖がったのだ。
夕方、夫と子どもを連れて、うちの近くの夜市(徒歩5分くらい)に行った時のこと。その夜市は開発が始まったばかりの広大な土地の中にある。そこへ行く途中には草は生え放題になっている土地もたくさんあるのだけれど、そんな荒れた土地の横を通ったとき、妹妹が急に、つないだ手を離して反対のほうに来た。何が起こったのか全然わからなかったので、「車道側は車がたくさん通っているから危ないよ」と声をかけたら、「だって怖いんだもん」と返事が返ってきた。(いやいや、車のほうが怖いだろう…何が怖いんだ??)と思いながら、横を見ると大きく成長した草が歩道まではみ出していた。(まさか…)と思いながら、「草が怖いの?」と聞くと、「そう、草が怖いんだ…」と小さな声で答えが返ってきた。自分の背よりも高い草がぼおぼおだったので、それが怖かったのかもしれないけれど、今の普段の生活を振り返ってみると、植物に触れる機会が本当に少ない。そんな生活の影響で怖がってしまうのかなと思って、ちょっと寂しくなった。

最後のほうはお題からずれてしまった話だけれど、また花でも育てたいなと思うような出来事だったので、ちょっと書いておくことにします。

今週のお題「植物大好き」